仏式で社葬を進める場合

社葬でも故人葬でも、故人の死を悼むという根本は同じ。心の通った葬儀になるように留意したいものです。

重要事項

  • 社葬通夜・葬儀は同じ式場で
  • 葬儀委員長が遺骨を出迎える
  • 弔辞は3、4名、ひとり3~5分程度にする
  • 式場係は焼香の流れを誘導する
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社葬通夜は、翌日の葬儀と同じ式場が理想的

社葬までは、密葬通夜、密葬、火葬、社葬本葬儀と続けるのが一般的ですが、密葬と社葬のあいだが短い場合などは社葬前夜に遺体を祭壇に安置し、社葬通夜を行うケースもあります。会社が主催するため、当然、社葬・告別式とあわせて広く通知しなければならず、多数の弔問客が予想されますので、会場の広さが問題になります。このケースでは翌日社葬を行う式場をそのまま利用するのが理想的です。設営した葬具もそのままで使えますし、主催者の労力の軽減がはかれます。

社葬では葬儀委員長が遺骨を出迎えます

遺族宅に出向いて、遺骨(遺体)を式場まで先導するのが正式なマナーといわれますが、さすがに最近は簡略化され、式場の入口で遺骨(遺体)の到着を待ち、祭壇まで捧持(遺体の場合は先導)するのが一般的。このとき、位牌は喪主が、遺影は遺族が持ちます。こうして、祭壇に遺骨(遺体)が安置されて、社葬がはじまります。

弔辞は3、4名、各3~5分程度にしてもらう

社葬の規模によって違いますが、読経が30~40分程度続き、すぐに弔辞・弔電の披露となります。弔辞はあらかじめ、3、4名にお願いしておき、ひとり約3~5分でまとめてもらいます。弔電も2、3通のみ読みあげ、あとは発信者の肩書きと名前だけを読みあげます。

弔辞・弔電とも、敬称は「殿」を使うのがならわしです。参列者が多い場合は、焼香も時間短縮のため、あらかじめ指名させてもらった人だけが行う「指名焼香」にする場合もあります。

会葬者が多い場合、式場係は列や焼香台に工夫を

葬儀が終わって一同が退席したら、式場係はただちに会場を整理し、席を変更して告別式に臨みます。式場係は、告別式開始前に会葬者のおおよその人数を確認しておき、多ければ焼香台を増やして、進行が早めになるように誘導します。

焼香の並び方は、祭壇に近いほど序列が上がるようにしておきます。葬儀委員長、喪主、遺族、親族、自社首脳……という順番です。あいさつは一般の葬儀同様、すべて目礼で行われます。

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葬儀委員長のあいさつ例

本日は、故○○○○の葬儀・告別式に、多数お運びいただきまして、ありがとうございました。葬儀委員を代表し、ご遺族・ご親族に代わりまして、ごあいさつ申しあげます。○○○○は、かねて療養中のところ、去る八月十八日、薬石効なく、亡くなりました。いまさら申すまでもなく、○○○○は一代で○○電気を築きあげました立志伝中の人物であります。

私は故人と大学の同窓生で、その後、仕事のライバルであり、親しき友として30年のつきあいを経てまいりました。いま、筆舌に尽くし難い寂しさでいっぱいであります。故人にはまだ修業中のお子様がおられます。どうか皆様、ご遺族の方々に変わらぬご厚誼を、よろしくお願いいたします。

社葬チェックリスト

  • 会場準備の確認
  • 故人の家に留守番をおく
  • 葬儀委員長は遺骨を拝受し、会場に入る
  • 葬儀開始10分前に葬儀委員長・喪主ら着席
  • 接待係は来賓を先に案内
  • 担当委員を紹介
  • 僧侶を案内
  • 司会が弔辞を指名、弔電を読み、祭壇に供える
  • 焼香の順位を指示
  • 司会が葬儀終了を告げる
  • 告別式への椅子の並べ替え
  • 僧侶の案内
  • 焼香を指示
  • 喪主・遺族代表謝辞を告げる
  • 遺骨出発を告げる
  • 司会は社葬終了を告げる
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