カトリックとプロテスタントの葬儀は教会で行います。その儀式内容・式次第はかなり違うので要注意です。
重要事項
- 司式者はカトリックでは神父、プロテスタントでは牧師と呼ぶ
- 葬儀は教会で行う
- 献花には名札をつけない
- 式次第や聖歌・讃美歌をプリント
【葬儀の進行】
カトリック | プロテスタント | 遺族・世話役のすること | |
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1危篤 | 終油の秘跡 聖体拝領 |
牧師を呼ぶ | 司式者(神父・牧師)を呼び、終油の秘跡 聖体拝領または聖餐式の準備をする |
2臨終 | 臨終の祈り 遺体を清める |
聖餐式 末期の水 |
遺体を整え、枕飾りを用意する |
3納棺 | 枕飾り 神父を迎え、聖書朗読 聖歌合唱、納棺 |
牧師を迎え、祈りのあとに納棺。 賛美歌合唱、聖書朗読 |
世話役は故人の仕事先や知人、町内会などに連絡。 弔問客の接待・受付の準備、駐車場の手配、警察署への届け、会葬礼状の手配など死亡届、火葬許可証をとっておく |
4通夜 | 「通夜の儀」。 祭壇をしつらえ、聖歌合唱・祈り・献花。 |
前夜式といい、柩を安置し、聖書朗読、祈り・賛美歌合唱・献花 | 十字架や遺影・花・ロウソク・聖歌(賛美歌)集などを用意する 自宅で行う場合には家の中を片づける 簡単な茶菓や食事を用意する 祈り・賛歌(賛美歌)合唱・献花などをする 世話役は受付、交通整理、接待を行う |
5出棺 | カトリック、プロテスタントとも出棺の祈りのあと、参列者一同、祈り、柩を教会へ運ぶ | 祈り、柩を運ぶ | |
6葬儀・告別式 | 入堂式 開祭の儀 一同着席 神父入堂 祈り 葬儀ミサ 言葉の典礼 感謝の典礼 追悼説教 撒水 散香 聖歌合唱・神父退堂 弔辞・弔電披露 献花 遺族代表あいさつ |
入場 開式の式辞・聖書朗読 賛美歌合唱 祈り 故人の略歴紹介 牧師の式辞または説教 賛美歌合唱 弔辞・弔電の披露 牧師による告別の祈り 賛美歌合唱 遺族代表あいさつ 献花 |
献花の手配。 ただし、カトリック、プロテスタントとも名札をつけない。 葬儀は教会で行うため、祭壇の飾りつけは教会側でやってくれる。 参列者のなかには信徒でない人もいるので、葬儀・告別式の式次第や祈りの言葉、賛歌(賛美歌)の歌詞などをプリントして参列者に配る 司式者の指示に従い、聖歌(賛美歌)合唱、祈り、献花などをする 世話役は弔問客の受付・記帳、交通整理 火葬場に行く車の手配 会葬者に礼状を出す |
7出棺 | カトリック、プロテスタントとも最後の対面をし、柩の中に献花してから、霊柩車に運ぶ | 祈り、柩を運び、遺族代表があいさつする 世話役は遺骨を迎える準備 |
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8火葬 | かまどの前に柩を置き、神父の祈りのあと、聖歌合唱、最後の祈り、骨あげ | 火葬前式 骨あげ |
花や十字架を火葬場に持参する 骨あげの方法は仏式に準拠 |
9納骨・埋葬 | カトリック、プロテスタントとも納骨・埋葬のあと、聖歌(賛美歌)合唱 | 司式者に来てもらい、祈り、聖歌(賛美歌)を合唱する 世話役は遺族に事務を引き継ぐ |
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10追悼ミサ | 3日目 7日目 30日目 1年目 |
1週間目 10日目 1ヵ月目 |
教会に連絡。 親類や友人・知人に集まってもらい、司式者とともに祈り、聖歌(賛美歌)を合唱 |