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マナー>>法要(法事)のしきたり

法要のしきたり

法要は法事ともいい、忌日や命日に営む行事のこと。宗教や宗派によって異なるしきたりを知ることが先決です。




・喪中の行いはつつしみ、年賀欠礼のはがきを出す
・一周忌までの法要は初七日と七七日だけでもよい
・法要は命日より遅らせてはならない




近親者が亡くなると、その日から一定の期間、喪に服することを「忌服」といいいます。
忌は、日常の行為をつつしんで身を清める、服は喪服を着てみをつつしむという意味。明治7年に太政官布告の「忌服令」が出され、忌服期間は厳格に定められていました。最近は形式的なものになりつつありますが、やはり、亡くなって一年以内(喪中)の行いはつつしみたいところ。
結婚式や祝賀パーティなどのおめでたい席は辞退し、正月飾りやお節料理、年賀のあいさつも控えます。亡くなった年の12月までには、年賀欠礼(喪中欠礼)のはがきを出します。
文面は、いつから誰の喪に服しているかを簡潔にまとめて書きます。喪中のはがきが届いてたら、年賀状を出すことは遠慮します。なにかお返事をしたいのであれば、松の内が明けてから、寒中見舞い状を出すとよいでしょう。




キリスト教では、人の死は召天であるとされているために、喪中という考え方はありません。したがって、キリスト教徒のあいだでは年賀状やクリスマス・カードを遠慮する必要はありません。
ただし、毎年年賀状を出している相手がキリスト教徒ではない場合、年賀欠礼のはがきを出して失礼してもさしつかえありません。




法要(法事)とは、死者の冥福を祈り、その霊をなぐさめるために、忌日や命日に営む行事のこと。
仏式では、忌が明ける七七日(または四十九日、七七日)までを「中陰」といい、忌日法要は 7日ごとに営まれます。
初七日は、正式には故人が亡くなった日から7日目に行うもので、寺院や自宅に親族、友人、知人を招き、僧侶が読経し、茶菓や精進料理でもてなします。
七七日は「満中陰」とも呼ばれ、故人の運命が決まる重要な日とされています。初七日と同じように盛大に営みます。
その後は百か日で忌日法要は一段落し、一周忌からは年忌法要になります。
年忌法要は、一周忌から百回忌まであり、その後は50年目ごとに営みます。このうちとくに重要なのは一周忌と三回忌です。







一周忌までに行う忌日法要では、初七日と七七日の2回だけに省略することが一般的です。初七日は、遠方から出向いた人への配慮から、火葬場から遺骨が帰宅したときの遺骨迎え(還骨勤行)の法要といっしょにすませることが多くなりました。
故人が亡くなった同月同日を祥月命日といい、毎年訪れます。一周忌や三回忌などの年忌でなければ、とくに人を招くことはせずに、家族で供物や花を供え、墓参りをしましょう。また、毎月の、故人が亡くなった日と同じ日が月忌ですが、月忌法要はほとんどおこなわれなくなりました。
年忌法要は、都合が悪ければ祥月命日である必要はありませんが命日より遅らせることはしないものです。
七回忌以降はすべての法要を行う必要はなく、三十三回忌や五十回忌で年忌法要を切り上げてもかまいません。
最終の年忌は、「訪ない切り」「訪いきり」「弔い上げ」「祭り終い」と呼ばれます。
かつては、弔事一般は盛大に行うものとされていましたが、最近は簡略化される傾向にあります。少子化、核家族化で親族が集まりにくかったり、かたちにこだわるような実をとる気持ちの表れでもあります。基本は心がこもっているかどうかであり、どう営むかは、宗教や宗派、家柄や地域の風習、しきたりによっても異なります。
親族の年長者や家族と相談することも大事です。

Q:服喪中にお中元やお歳暮、お年玉をあげてもよいのですか?
A:喪中であることとお世話になった方への感謝の気持ちは別ですので、いつもどおりにお中元やお歳暮を贈ることにとくに問題はありません。ただし、紅白の水引をかけるなど、慶事用ののし紙は控えましょう。お年玉は、表書きを別の各目(書籍代、文房具代など)にして、おこずかいとしてわたせば、これも問題ありません。


一般的な仏式法要の例
[忌日法要]
・初七日(死去後7日目)・・僧侶、親族、友人、知人を招く。寺や自宅で行う。最近は、葬儀当日に遺骨迎えといっしょにすませることが多い。
・二七日(14日目)三七日(21日目)四七日(28日目)・・二七日から四七日まで、正式には僧侶の読経してもらうが、最近は遺族だけでごく内輪ですませ、読経も省略することが多い。
・五七日(3日目)六七日(42日目)・・死者が冥土で五回目の審判を受ける日で、この日を忌明けとする宗派や地域がある。初七日同様、僧侶を招き手厚く営む。
・七七日(49日目)・・死者が冥土で最後の審判を受けて行き先が決まる、忌日のなかでも重要な日。初七日同様に法要は大がかりに営み、「お斎」と呼ばれる会食の席をもうけて、僧侶と参列者をもてなす。一般的にはこの日をもって忌明けとし、忌明けのあいさつとともに香典返しを送る。それまでの白木の位牌は菩提寺に納め、黒塗り、金箔の本位牌に替えて、通夜から閉じたままの仏壇を開いて安置する。この日に納骨、埋骨することが多い。
・百か日(100日目)・・故人が仏となったはじめての供養で「卒哭忌」とも呼ばれる。最近は、ごく内輪ですませるか、行わないことが多い。

[年忌法要]
・一周忌(満1周年)・・死亡した満1年目の同月同日に行う。親族、知人、友人を招き、僧侶に読経してもらい、墓参りのあとに会食する。
・三回忌(2周年)・・一周忌の翌年、死亡して満2年目に行う。故人ととくに関わりが深かった人だけで行う。
・七回忌(6周年)十三回忌(12周年)十七回忌(16周年)二十三回忌(22周年)二十七回忌(26周年)三十三回忌(32周年)三十七回忌(36周年)五十回忌(49周年)百回忌(99周年)

 ・・・盛大に行う年忌法要は三回忌までで、これ以降は、身内だけで行うのが一般的。三十三回忌で年忌法要を切り上げることが多い。
しかし、家柄や地域でしきたりが異なる場合があるので、親族と相談して進める。



マナー>>法要(法事)を準備

法要を準備

故人と参列者に失礼のないよう、心のこもった法要を営むために、準備は慎重に進めましょう。




・施主を決めて手際よく準備を進める
・法要は故人をしのぶことが目的 規模にはこだわらない
・案内は遅くても2週間前に届ける
・引き出物、会食の準備も忘れずに




仏式の法要を営む場合、次のような手順で準備を進めましょう。

[施主を決める]
 法要を営むにあたっては、まず、施主を決めます。一般には、葬儀で喪主になった人が務めます。夫の法要のときは妻が、親の法要は長男かそれに準じる人が、子の法要は親というように、故人にもっとの近い人が務めるのがならわしです。

[日取りを決める]
 法要を営む場所はとくに決まりはなく、自宅、菩提寺、会館、ホテルなどが利用されます。招待する人の数など、規模によって選びましょう。法要は、故人の忌日や命日に営むのが理想ですが、場所や参列者の都合によって、実際には忌日と異なる休日にすることが多くあります。忌日や命日以外で法要を行うことを「取り越し供養」「おとりこし」といいます。その場合、忌日や命日より前の、できるだけ忌日や命日に近い日を選びましょう。決してあとにはしないことがしきたりです。

[法要に招く人を決める]
 引き出物や会食を準備する都合上、何人を法要に招くかはあらかじめ決めておかなくてはなりません。招く人を選ぶ基準はありませんが、一周忌までは、親族、知人、友人、仕事の関係者など幅広く招き、三回忌以降は、とくに故人と縁の深かった人だけにしぼっていくのが一般的です。法要の本来の目的は、こじんをしのぶことであり、規模ではありません。僧侶に読経してもらい、家族、親族だけで墓参りをしてもりっぱな法要です。

[法要の案内をする]
 法要の日時が決まったら、一般には、電話やはがきで招待する人に連絡をとり、出欠を確認します。案内状を印刷する場合は、「一周忌法要のお知らせ」といった表題をつけ、案内文、日時、場所を記します。また、「当日は平服にて~」といったように、招待者への気くばりも忘れずに。案内文は、遅くても法要の2週間前には届くように発送しています。出欠の人数を確認するために、返信用のはがきを同封するか、往復はがきで出すようにします。

[引き出物を準備する]
 引き出物は、参列者が持ち帰るのに負担がかからず、いくらあっても困らない実用品にするのが一般的です。茶、砂糖、小鉢セット、シーツ、バスタオルなどがよく選ばれます。表書きは、黒白や銀の水引の紙に「志」「粗供養」とし、右肩に故人の何回忌法要かを記し、水引の下に施主の姓を書きます。引き出物を渡す参列者の名前は、白の短冊の「○○様」と書いて添えます。一軒の家から複数の方が参列している場合は全員に配る必要はなく、一家にひと品とします。







自宅で法要を営む場合には、祭壇の準備が必要です。仏壇は清掃し、仏飯や浄水などの日常の供物をすませておきます。
仏壇の前に、小机を用意して白布をかけ、上段に遺影と位牌を飾り、下段に参列者からの供物や供花をのせます(供物檀)。宗派によって飾り方に決まりがありますから、菩提寺に相談するのが無難です。
焼香台も用意しましょう。できれば経机、なければ小机に白布をかけたもので代用します。中央に香炉、その右側に抹香を入れた香盒を置きます。供物檀も焼香台も拝礼がしやすければよく、配置の決まりはありません。
参列者が多いときは、茶碗や座布団が不足しないようにあらかじめ確認をしておきましょう。

法要準備の手順
 施主を決める・・葬儀で喪主になった人、あるいは故人にもっとも近い人が務める

 ↓

 日取りを決める・・故人の忌日や命日、あるいは忌日や命日より前の、できるだけ忌日や命日に近い休日を選ぶ。営む場所にはとくに決まりはない。

 ↓

 法要に招く人を決める・・とくに基準はないが、一周忌までは、親族、知人、友人、仕事の関係者など多くの人を招き、三回忌以降は、とくに故人と縁の深かった人だけにしぼっていくのが一般的。

 ↓

 法要の案内をする・・遅くても法要の2週間前までには電話やはがきで連絡をとり、出欠を確認する。

 ↓

 引き出物を準備する・・参列者が持ち帰るのに負担がかからない実用品を選ぶ。


一周忌法要の案内(亡父の例・仏式)

 一周忌法要のお知らせ
 新緑の候 皆さまにはお変わりなくお過ごしのことと存じます
 亡父○○○○が逝いて早や一年が経ちました
 つきましては左記のとおり 一周忌の法要を相営みたく
 ご多用のところ御来忌の栄を賜わらば幸甚の至りと存じます
   日時  平成○○年○月○日(日曜日) 午後二時より
   場所  △△寺(地下鉄○○線△△駅下車徒歩三分)
 なお 法要後に、別席にて粗餐を差し上げたく存じますので
 (当日は 諸事お気軽に平服にてお越しを願います)
平成○○年十月二十日
         東京都中央区京橋五ー三
               京 橋 五 郎



マナー>>法要(法事)の進め方

法要の進め方

法要には、とくに決まった形式や式次第はありませんが、おおよその進行手順だけは知っておきましょう。




・僧侶は送り迎えをするのが礼儀
・焼香は故人との縁の深い順にスムーズに進める
・引き出物は参列者にひとつずつ
・法要後の会食は行わなくてもよい




法要は、寺で営む場合も、寺以外(自宅、会場)で営む場合も、進行手順に大きな違いはありません。

[1 僧侶を迎える]
 法要を自宅で営む場合、家の内外を清掃し、祭壇の周囲に縁起物や飾り物があれば片づけます。僧侶は、送り迎えをするのが礼儀です。自家用車やタクシーを利用し、施主が直接出向いてあいさつをし、僧侶の手荷物を持ちます。僧侶が到着したら、別室にとおしてあらためてあいさつをし、茶菓で接待します。そこで、着替えなどの準備もしてもらいます。

[2 施主のあいさつ]
 参列者が仏壇(祭壇)に向かって全員着席したら、施主または法役と呼ばれる世話役は仏壇の灯明をつけて線香をあげます。法要の準備が整ったら、施主は法要のはじまりを告げ、僧侶に一礼します。寺で法要を行う場合は、待合室で簡単な接待を受けたあと一同は本堂に移り、施主のあいさつは行わないまま僧侶の読経はじまります。

[3 僧侶の読経]
 参列者一同は正座して、厳粛に読経を拝聴します。読経時間は、ふつう1時間程度です。足がしびれたら、見苦しくない程度に足をくずしてもかまいません。正座がむずかしいお年寄りには椅子を用意します。

[4 焼香]
 僧侶から「ご焼香を」と合図されたら、施主側の代表者から焼香をはじめます。焼香は、香気によって霊前を清めるために行うもので、通夜では線香、葬儀・告別式・法要では抹香をたくのが一般的です。焼香をする順序にはとくに決まりはありませんが、故人と縁の深い順に、なるべくスムーズに進めるようにしましょう。霊前にひとりずつ進み出て焼香する場合がほとんどですが、自宅や狭い会場では自席で焼香する「回し焼香」になることがあります。

[5 僧侶の法話]
 一同の焼香のあと、読経が終了すると、僧侶の法話がはじまります(省略される場合もあります)。法話の内容は、僧侶に一任するのが一般的ですが、もし希望することがあれば、事前にその旨をお伝えしておきましょう。法話が終わったら、一同は合掌して一礼します。

[6 施主のあいさつ~墓参り]
 僧侶が退場することによって、法要は終了ということになります。施主は、必ず下座に移動して、参列者に対して法要終了のあいさつをし、会食を予定している場合には、その旨を手短に伝えます。墓が近くにある場合には、会食の前に参列者一同で墓参りをしますが、会食が終わってからでもさしつかえはありません。

[7 会食]
 会食がはじまる前に、施主はあいさつをします。

[8 終了のあいさつ]
 会食が終わり、参列者の懇談がひと区切りついたところで、施主側は終了のあいさつをします。引き出物は、会食が終わりに近づいたころを見計らい、各人の席にひとつずつ運んで礼を述べながら手わたします。お盆に山積みにしたままで移動しながら順に配ることはつつしむようにしましょう。







法要の本来の目的は、生前縁の深かった人たちが心から故人をしのぶことにあります。法要を簡略化する傾向にあるなかで、会食を省略することは失礼なことでも、恥ずかしいことでもありません。
もし、会食を予定していないのであれば、法要が終了した時点で、お礼のあいさつとともにその旨を参列者に伝えます。その際、あらかじめ用意しておいた折り詰めと酒の小瓶を引き出物に添えてわたします。




■法要をはじめる前のあいさつ・長男
「本日はご多用のところ、またお寒いなかをお運びくださいましてお礼を申しあげます。では、ただ今より、亡き父○○院△△居士(戒名)の初七日の法要をとり行わせていただきます」

■七七日法要の宴席でのあいさつ・長男
「本日は、お忙しいところ、亡き父○○の七七日の法要にご列席をいただいて、誠にありがとうございます。おかげをもちまして忌明けの法要ののち、納骨の儀も無事にすますことができました。また、葬儀の折りは大変なお世話になり、あらためてお礼を申しあげます。皆さまのご供養によりまして、父も成仏できたことと存じます。
(中略・遺族の近況、心境を述べる)
心ばかりではございますが、忌明けの膳を用意いたしました。ゆっくりとお召しあがりいただき、ひととき故人をしのんでいただければ幸いに存じます。本日はありがとうございました」

■一周忌・宴席を設けないとき
 「本日はお忙しいところ多くの方々にご参会をいただきお礼申しあげます。おかげさまで亡き父○○の一周忌法要を無事にすませることができました。このあと、ご接待申しあげたいところですが、都合によりいたしかねますので、粗品をご用意させていただきました。本日は、ありがとうございました」

■三回忌法要の宴席でのあいさつ・妻
 「本日は、夫の○○の三回忌によくおいでくださいました。早いもので、あれから丸2年がたちましたが、皆さんにはたいへんごぶさたをしております。
(中略・遺族の近況 心境を述べる)
たいしたおもてなしもできませんが、心はかりの席をご用意いたしました。おくつろぎいただき、明るくおおらかな性格だった夫を、どうかにぎやかにしのんでいただきたく存じます。本日はありがとうございました」



マナー>>仏式納骨

仏式納骨

自宅に安置されていた遺骨は、墓に移します。納骨法要(納骨式)を営み、丁重に納めましょう。




・納骨は一般には七七日までにすませるのが火葬当日も可
・お墓が間に合わないときは仮納骨
・納骨のとき納骨法要(納骨式)を
・埋葬許可書と認め印は必ず持参する




もともとは、遺骨を墓石の納骨室(カロート)に納めることを「埋骨」、納骨堂に納めることを「納骨」といっていました。最近では、いずれも納骨というのが一般的です。
すでに墓石がある場合、仏式では、初七日から七七日(49日目)までのいずれかのうち、七七日に納骨法要(納骨式 埋骨式)をするのがもっとも一般的です。




火葬で骨あげをした遺骨を自宅に持ち帰る場合(仏壇の前に)祭壇をもうけ遺影、位牌とと並べて安置します。僧侶に読経してもらい、遺骨迎えの法要を行います。この祭壇は忌明けの七七日まで飾ります。
弔問客には、この祭壇にお参りをしてもらいます。




[仮納骨する]  七七日までに墓地の購入が間に合わず納骨できない場合は、自宅の祭壇(仏壇)に安置するか、菩提寺や霊園の納骨堂に仮にあずけます。
仮納骨の期間は1年以上がのぞましく、最長でも3~5年とされています。

[仮の角塔婆]
墓地はあるが墓石(墓碑)が間に合わないときでも、納骨はできます。その際、代田として木製の角塔婆を立てます。角塔婆が古くなったらお彼岸のときに取りかえ、できるだけ早く正式の墓石(墓碑)をたてましょう。




[仮納骨する]
 納骨は遅くとも1年以内とされていますが、遠方の近親者の都合を考えて、火葬後すぐに初七日と納骨をすませてしまうこともできます。
また、必ずしも忌日法要や年忌法要にあわせる必要はなく、寺や親族の都合で日時を決めて納骨法要を営んでもさしつかえありません。
ずっと故人といっしょにいたい意向であれば納骨する必要はなく自宅で手厚く供養を続けます。







納骨法要を準備するにあたっては、失礼のないように細心の注意をはらうようにしましょう。

[日時・場所を知らせる]
 納骨法要は、遺族のほか親族、ごく親しい知人、友人を招いて行います。喪主はお招きする人に対して、少なくとも2週間前までには法要の日時、場所を知らせます。寺や霊園にも日時を連絡し、具体的な指示があれば準備をしておきます。墓誌に仏名を刻んだり、当日、納骨室のふた(排石)をあけたり納骨後にセメント付けをする作業は、石材店に依頼します。法要後に会食をするのであれば、会場の手配と、法要の前日には予定通りであることを、念のために電話で確認することも忘れずに。

[仏具などを用意する]
 納骨法要の当日に必要なものは、焼香の道具(線香、ロウソク、マッチ)、花、供え物などです。手桶とひしゃくは、寺に備えつけのものや、墓地内の花屋で借りることもできます。

[埋葬許可書を持参する]
 火葬場では「死体火(埋)葬許可書が発行され、係りの人が骨箱に入れてくれます。「火葬許可書」に火葬済みの印が押されたものですが。これがないと納骨することはできません。
認め印といっしょに、当日は忘れずに持参しましょう。




①日時・場所を知らせる
 納骨法要のすくなくとも2週間前までに、親族、ごく親しい知人、友人に法要の日時、場所を知らせる。法要を営む寺や霊園、石材店のほか、法要後に会食する場所の手配も忘れずに
②仏具などを用意する
 納骨法要の当日に、焼香の道具(線香、ロウソク、マッチ)、花、手桶、ひしゃくなどを用意する
③埋葬許可書を持参する
 火葬場から発行された「死体火(埋)葬許可書」がないと納骨できない。認め印といっしょに、忘れずに持参する




菩提寺だけでなく、宗派の総本山や、近くの墓などに分けて納骨するなど、分骨の目的はさまざまです。火葬する前から分骨を希望するときは、火葬場で行うのがもっともよい方法です。
遺骨が自宅に戻ったあと、納骨する前に分骨したいときは、分骨用の骨壷を用意し、僧侶に読経してもらいながら菩提寺で行います。家庭では分骨しません。
いったん納骨したあとに分骨するときは、墓地管理者から分骨証明書を発行してもらい、新しい墓に納骨するときに添えます。遠隔地に納骨するときは自宅と墓地が離れていて、忌日(または年忌)法要と納骨法要が一日で行えない場合、遺族や参列者は墓前に直接集まって納骨法要だけを営みます。法要後の会食は省略してもさしつかえありません。
遺骨は必ず二人以上で運び、故人と血縁が深い人(一般には喪主)が持ちます。



マナー>>仏壇をまつる

仏壇をまつる

仏壇は、寺院の本堂を模したもの。本尊をまつり位牌を納め、毎日のおつとめを欠かさずに、先祖や故人をしのびましょう。




・仏壇は塗り仏壇と唐木仏壇の2種類
・忌明けするまでに用意するのが一般的
・東か西向きに置く
・飾り方は宗派によって異なる
・毎日のおつとめは欠かさないように




仏壇は、本尊を安置し、故人の位牌を置いて、先祖や故人をしのぶためにもうけられます。仏壇には、大きく分けて、「塗り(金)仏壇」と「唐木仏壇」の2種類があります。
塗り仏壇は、杉や松に漆を塗り、箔押し仕上げされたもので、近畿、東海、北陸地方で多く使われています。唐木仏壇は、黒檀や紫檀を用いたシンプルなもので、関東地方以外北に多く見られます。




塗り仏壇や唐木仏壇は値段が高く、デザインやマンションや洋間になじまないとといった理由から、たんすや机の上に置ける上置き式のミニ仏壇や、カシやナラ材を使った家具調の仏壇など、いわゆる「新仏壇」と呼ばれるものが登場しています。
いずれも仏壇であることにかわりはなく、問題なのはまつる気持ちとまつり方です。







 仏壇の購入時期はとくに決まりはありません。命日、お彼岸、お盆にあわせるのがよいとされていますが、忌明け(七七日)までに用意するのが一般的です。仏壇や仏壇にまつる本尊や仏具は、宗派によって異なります。仏具店では宗派別に陳列されていますから、間違いがないように選び、念のため、菩提寺に確認するとよいでしょう。新しく仏壇を購入したら、僧侶を呼んで開眼法要(開眼供養・仏壇開き)を営むのがしきたりです。忌日法要や年忌法要日に先立って行うとよいでしょう。
仏壇開きに招かれたら、表書きを「建碑之御祝」と表書きして、故人に近い人は3万円程度、そうでない人は1万円程度を包みます。古い仏壇は「魂抜き」「御霊抜き」を必ず僧侶にしてもらってから処分しましょう。

故人ひとりずつにつくる位牌を「札板位牌」という。形は平頭状、櫛形、葵形などとさまざまで、浄土真宗以外は自由に選ぶことができる。大きさは約15.5(3号)~28cm(6号)が一般的だが、23cm(5号)、値段は2万円前後から5~7万円のものがよく出る。
「繰り出し位牌」には、複数の位牌を納めることができる。




仏壇は、直射日光を避け、風とおしのよい静かな場所に置きます。昔は、仏壇を置く専用の「仏間」がありましたが、余裕のない現代の住宅事情では、落ち着いて拝めるところとしては居間や夫婦の寝室が無難です。仏壇の向きについては、3つの説があります。

①南面北座=仏壇の正面を南に向け、北を背にして置く。
②西方浄土=仏壇の正面を東に向け、西を背に置く。
③本山中心=たとえば、宗派の本山が西にある場合、仏壇を西を背にして置く。仏壇を拝む向きと本山を拝む向きが同じになる。

一般には、仏壇の向きは東か西がよいとされています。仏壇と神棚を向かい合わせに置くのは避けます。




位牌は、表に戒名、裏に俗名や没年月日などを書き、故人の霊をまつるものです。葬儀のときに使用した白木の位牌は、忌明け(七七日)までは祭壇に飾ります。忌明け後や納骨のときに白木の位牌を菩提寺に納め、かわって塗りの本位牌を仏壇に納めます。この本位牌も弔い上げ(三十三回忌や五十回忌)までとし、その後は先祖代々の位牌に合祀されます。
また、仏壇の扉は忌明けまで閉じておくのがならわしです。位牌は必ずしも仏壇に納める必要はありません。祭壇に遺影、花立て、線香立て、燭台などといっしょに位牌飾りをするか、小さい宮型の位牌入れにおさめることもあります。ただし、浄土真宗では原則として位牌は納めず、「法名軸」に法名を書いて仏壇内側の左右にかけたり、仏壇に「過去帳」を置きます。

仏壇は、材質から「塗り(金)仏壇」と「唐木仏壇」、大きさから「台付き仏壇」と「上置き仏壇」の2種類に分けられる。
台付きは、引き戸や引き出しのついた大型のものだが、最近は、たんすや棚の上に置く小型の上置きタイプに対する需要がふえている。その理由は、住宅情報だけでなく、「仏壇は遺族のため、位牌は故人のため」という感覚から、仏壇は質素にし、位牌だけは立派にしたいという遺族の意向による。
台付き仏壇の値段は、100万以上。上置き仏壇は5~150万円前後とさまざまだが、高さ60~70cm 30万円前後が人気のクラス。